祝辞

仙台鉄道管理局長

半谷 哲夫

本日ここに南仙台駅開業50周年記念式典にあたり、感謝の言葉を申しのべる機会を得ましたことはまことに喜びに堪えないところであります。
当南仙台駅は大正13年9月10日陸前中田駅として開業いたしましたが、昭和38年5月25日、地元の皆さんのご要望により仙台市の南玄関にふさわしい駅名、南仙台駅と改称され今日に至っております。そして、開業以来50年の間、当地区の発展向上に寄与してまいりました。
昭和18年当時、一日の乗り降りは1,400人でありましたが、今日では約3倍になり、毎日4,000人の方々が利用されております。
これひとえに、地元皆さまのご愛顧の賜と心から厚く御礼申し上げますと同時に、歴代駅長及び職員の御苦労に対し深く敬意を表する次第でございます。
当地区は仙台市の南端に位置し、北は仙台市中心部多賀城市、塩釜市、南は名取市、岩沼市があり、そのベットタウンとして発展の途上にあり、都市近郊駅としてその使命はますます重要になってまいるものと思います。
最後に当地区の益々のご発展をお祈り申しあげますとともに、今後ともこの南仙台駅に対し、従来に変らぬご支援を賜わりますようお願いいたしまして御礼の言葉といたします。

昭和49年9月8日

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